新聞各種や雑誌等から保険に関する最新ニュースをお届けいたします。

2024年1月

損保ジャパン、内部統制「重大な欠陥」 金融庁が改善命令

日本経済新聞

金融庁は25日、自動車保険金の不正請求を繰り返していたビッグモーターとの取引をめぐり、損害保険ジャパンと親会社のSOMPOホールディングスに保険業法に基づく業務改善命令を出しました。不適切な取引により被害を拡大させた点を問題視し、損保ジャパンの内部統制に「重大な欠陥」があるとし、根底にある企業文化をつくってきた歴代トップの責任は重いとしました。

損保ジャパンへの検査終了、金融相「対応速やかに」

日本経済新聞

鈴木俊一金融相は23日の閣議後会見で、中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題をめぐり、損害保険ジャパンと親会社のSOMPOホールディングス（HD）への立ち入り検査を22日に終えたと明らかにしました。検査結果に基づき「速やかに対応を決めたい」と述べています。

東京海上、サウジアラビア保険会社の株式売却

日本経済新聞

東京海上ホールディングス（HD）は17日、傘下の東京海上日動火災保険が保有するサウジアラビアの保険会社アラビアン・シールド・コーポラティブ・インシュアランスの全株式を2023年度中に売却すると発表しました。売却先は同国のアルインマ銀行で、売却額は非公表としています。東京海上日動とアルインマ銀行は2012年に保険会社を共同で設立しましたが、23年11月に事業規模の拡大を目的にアラビアン社と合併させました。合併後の東京海上日動の株式の保有比率は5.75%でした。経営参画が限定的になったことを踏まえ、売却を決めました。アラビアン社は生損保事業をサウジアラビアで展開している。東京海上は「株式売却による業績への影響は軽微」としています。