新聞各種や雑誌等から保険に関する最新ニュースをお届けいたします。

2023年3月

ＭＳ＆ＡＤ傘下の２社、「再発防止費用」を補償　業務中の事故など　業界初

産経ニュース

ＭＳ＆ＡＤインシュアランスグループホールディングス傘下で損害保険大手の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が、企業の従業員らが業務中に負ったけがなどを補償する保険に、再発防止費用を補償する機能を追加したことが２６日、分かりました。事故防止のための機械やデジタルツールなどの導入費用を補償します。業界で初めての取り組みです。労働人口の高齢化に伴い、高齢者を中心とした労災事故や病気リスクは増加しており、こうした課題解決につなげたい考えです。

損保ジャパン、人工衛星に新保険　宇宙新興に出資

日本経済新聞

損害保険ジャパンは2024年度にも人工衛星向けに新たな保険を売り出します。3月にも筑波大学発スタートアップで小型衛星開発のワープスペース（茨城県つくば市）と資本業務提携し、衛星の事故リスクなどのノウハウを取り込みます。宇宙ごみの少ない「中軌道」向け衛星が増えるとみて、打ち上げ時や他の衛星などとの衝突リスクを補償します。ワープスペースへの出資額は非開示だが、数千万円から数億円程度とみられています。

あいおいニッセイ、自動運転の事故リスク　地図で可視化

日本経済新聞

あいおいニッセイ同和損害保険は自動運転車両が道路を通行する際の事故の発生リスクを地図上で可視化するシステムを開発しました。群馬大学発のスタートアップ企業と組み、過去に自動運転の実証実験で蓄積したデータを活用します。4月から特定の条件でドライバーがいない自動運転が可能になる「レベル4」が解禁されるのにあわせ、3月中にも自治体や交通事業者に提供を始めます。