新聞各種や雑誌等から保険に関する最新ニュースをお届けいたします。

2016年5月

無人運転実験、保険で応援　三井住友海上とあいおいニッセイ、７月発売

日本経済新聞

　三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が自動運転車の無人走行実験を支援する保険を７月に発売することが２５日、分かりました。来年にも公道での無人実験が始まるため、企業などに対して事故の損害を補償することにより、開発をサポートします。両社によると、無人実験に対応できる保険は初めてです。

高齢者孤独死　販売拡大する「家主向け保険」

日本経済新聞

賃貸住宅に１人で暮らす高齢者の「孤独死」が増加するなか、高齢入居者が死亡した後の清掃費用などを補償する家主向け保険の販売が拡大しています。これまでは小規模保険を扱う少額短期保険業者が主に手掛けてきたが、需要の高まりから大手損保が相次いで参入。東京海上日動火災保険が家賃収納保障会社と連携した新サービスを打ち出すなど、サービスの充実を競っています。

損害保険ジャパン日本興亜、東南アで銀行窓販

日本経済新聞

　損害保険ジャパン日本興亜はマレーシアの大手銀行ＣＩＭＢの窓口で、自社の保険商品を独占的に販売する権利を得ました。頭金として２億ドル（約210億円）程度を同行へ支払うとみられる。マレーシアやインドネシアなど約1000店で保険を取り扱ってもらい、市場拡大が見込まれる東南アジアでブランド力の浸透をはかります。

第一生命、５期連続で純利益最高　16年３月期1700億円強

日本経済新聞

第一生命保険の2016年３月期連結決算は純利益が前の期比２割増の1700億円強となり、10年の株式上場から５期連続で最高益を更新したもようです。外貨建て貯蓄性保険の販売が堅調だったほか、新たに連結対象となった子会社の米プロテクティブ生命も収益に貢献。期初予想の1610億円から上振れしました。

災害リスク共有で損保連合　世界大手７社

日本経済新聞

　世界の損害保険大手７社が災害や事故のリスク計測で連合を組みます。ハリケーンや中国・天津の爆発事故など貨物が大規模な被害にあう確率を予測するシステムを月内にも共同で発表します。世界最大の保険取引市場ロイズで活動する大手のほか、日本からは損害保険ジャパン日本興亜が参加します。精緻な予測ができれば顧客が払う保険料も安くできる期待があります。