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2011年6月

大手損害保険5社の3〜5月の販売実績は、5社合計で140万6,772件となり、前年同期に比べ14.5％増えました。2010年度の地震保険の保有契約件数は業界全体で前年度比3.9％増の約1,275万件でした。2011年度も増加傾向が続いています。

日本損害保険協会は、東日本大震災による地盤液状化被害の拡大を受けて、建物損害の基準を改定しました。従来は建物の各主要構造物の損害により全損、半損、一部損を認定していたが、今回の改定では、傾斜、沈下の基準を追加で設定しました。

日本損害保険協会は22日、東日本大震災の被災者への地震保険金の支払総額を発表しました。21日現在の支払総額は55万4,005件、1兆5億9,619万円となり、阪神大震災の約13倍に達しました。

損害保険料率算出機構が16日に発表した2010年度の地震保険の契約概要によると、保有契約件数は前年度比3.9％増の1,274万7,680件となりました。東日本大震災の影響で、4月以降の加入率が上昇している可能性が高いです。

大手損害保険5社は6日、5月の保険料収入（速報値）をまとめました。5社合計の保険料収入は4,728億円となり、前年同月に比べ2.5％増えました。4月に自動車損害賠償責任保険の料率が上がったことを反映し、自賠責保険の収入が5社合計で12.1％増え、3カ月連続の増収となりました。

日本興亜損害保険グループでダイレクト損保事業を手がけるそんぽ２４損害保険は1日、自動車保険のテレビCMの放送を開始しました。PR活動を通じて認知度の向上を図り、新規契約者の増加に結び付けます。

日本自動車販売協会連合会は1日、5月の新車販売台数（速報値）を発表しました。5月の新車販売台数（軽除く）は前年同月比37.8％減の14万2,154台で、1968年の統計開始以来、5月としては過去最低を更新しました。前年実績を下回ったのは9カ月連続となりました。