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2011年5月

三井住友海上保険は30日、自動車保険料を10月から平均1.9％引き上げると発表しました。高齢者の事故多発で保険金支払いが増加し、収支が悪化していることが主因です。

日本損害保険協会は27日、東日本大震災による地震保険の支払額を発表しました。26日までの支払総額は、約8,470億円（44万612件）に達し、阪神大震災（約783億円）の10倍を超えました。生命保険協会が発表した26日までの死亡保険金支払額は約655億円（7,832件）でした。

大手生命保険会社13グループの2011年3月期決算が26日出そろいました。東日本大震災の保険金支払いや株価の下落が影響し、本業のもうけを示す基礎利益が10社で減少となりました。売上高にあたる保険料等収入は2％増収したが、変額年金の契約を多く抱える生保の苦戦が目立ちました。

あいおいニッセイ同和損害保険とKDDIが共同で設立した「au損害保険」が25日から営業を開始します。携帯電話から簡単に保険に加入でき、保険料は、auの通話料金に上乗せして支払う仕組みになっているほか、保険料を抑え、20〜30代の若年層を取り込みます。

ソニー損害保険、三井ダイレクト損害保険、そんぽ24損害保険が発表した2011年3月期決算は、3社ともに増収でした。各社の正味収入保険料は順調に拡大したものの、損害率の上昇でソニー損保とそんぽ24が減益となりました。

日本興亜生命保険は、10月1日に損保ジャパンひまわり生命保険と合併するのに合わせ、医療保障商品に骨髄ドナーへの給付を追加します。白血病などの治療で行われる骨髄移植で、被保険者が骨髄ドナーとして骨髄幹細胞採取手術を受けた場合に手術給付金を支払います。

日本損害保険協会は11日、東日本大震災の被災者向けに自動車保険など地震保険以外でも契約している損害保険会社をホームページで照会できるようにしました。今回の地震では被保険者が死亡するなどして契約している損害保険会社が不明なケースもあることから、これに対応します。

大手損害保険5社は10日、4月の保険料収入（速報値）をまとめました。5社合計の保険料収入は前年同月比1.0％増の6,669億円となりました。主力の自動車保険は3,266億円と横ばいにとどまりました。

東日本大震災後に個人向け地震保険の加入者数が急増している事が判明ました。大手損害保険5社の2011年3月の契約件数は、前年同月比9.8％増の約59万件となり、2009年度の前年比伸び率の3倍近くに達しました。

日本損害保険協会は6日、損害保険会社35社が東日本大震災の被災者に支払った個人向け地震保険の支払金額を発表しました。35社合計の支払金額は4,781億円となり、件数は25万5,444件でした。

日本興亜損害保険グループでダイレクト損保事業を手がけるそんぽ２４損害保険は、インターネットを通じた契約手続き1件につき20円を義援金として、日本赤十字社を通じて寄付をする。9月30日までの契約が対象となります。