新聞各種や雑誌等から保険に関する最新ニュースをお届けいたします。

2010年10月

日本興亜損害保険とスイス保険大手のチューリッヒ保険は、11月1日付でリスクコンサルティングを行う合弁会社を設立する方針を決めました。海外展開する国内大手企業向けに、災害などのリスクを分析するサービスを共同で展開します。

日本興亜損害保険は26日、2020年度、2050年度の温暖化ガス削減の中期目標を設定しました。2006年度に比べ、2020年度に34％削減、2050年度に80％削減との目標値を定めました。

自動車損害保険販売事業を手掛けるイーデザイン損害保険は、簡易見積もり機能に見積もりを車名で入力することができる新機能を追加しました。これまでは車検証や保険証券、車の形式の入力が必要でしたが入力方式を簡素化しました。

生命保険協会は19日、8月の保険料収入を発表しました。47社合計の保険料収入は前年同月比6.3％増の2兆8,690億円になり、2カ月ぶりに増収となりました。医療保険などの個人保険分野が堅調に推移したのが要因です。

損害保険ジャパンは契約者向けインターネットサービスの機能を拡充しました。運転者年齢条件の変更や車両入替など自動車保険の契約内容手続きをネットで完結できるようにしました。

日本興亜損害保険は、2009年度下期分の保険商品・サービスに関連したカーボンオフセットを実施しました。中国における水力発電プロジェクトおよび風力発電プロジェクトから創出された排出権を取得して、温室効果ガス2,343トン分のオフセット手続きを完了しました。2008年9月から実施し、これまでの累計は4,779トンとなり、東京ドーム約131個分のスギ森林が1年間に吸収するCO2に相当します。

あいおいニッセイ同和自動車研究所は、新たに事故受付から板金塗装（BP）作業、納車までの工程を盛り込んだ研修を開始します。実車を用いて事故を再現するなど、事故発生状況からBPサービスに必要な一連の流れを学ぶことができます。同社としては初めての試みで、2011年1月の実現を目指します。

大手損害保険6社の4-9月の保険料収入（速報値）が出そろいました。6社合計の保険料収入は前年同期比1.2％増の3兆1,260億円となり、上期で前年実績を上回るのは4年ぶりとなりました。エコカー補助金の効果で新車の販売台数が伸び、自動車保険や自動車賠償責任保険が好調でした。

NKJSホールディングスは4日、11月をめどに企業のリスク管理を支援するコンサルティング事業を統合する方針を固めました。グループ内の事業会社を事実上、1社に統合し、ノウハウの蓄積とコスト削減に努めます。