新聞各種や雑誌等から保険に関する最新ニュースをお届けいたします。

2010年2月

生命保険協会は26日、加盟46社の2009年4〜12月の保険料収入を発表しました。46社合計の保険料収入は前年同期比2.1％減の25兆5億円でした。12月単月では、前年同月比3.0％増の3兆2,103億円となり、増加は2カ月連続となりました。

東京海上日動火災保険は、7月から自動車保険の保険料を平均１％値上げします。損害保険料率算出機構が昨年7月に損保各社の自動車保険料の目安となる参考純率を平均5.7％引き上げたことを受けた措置で、改定後の参考純率を反映した引き上げは業界で初めてです。

損害保険ジャパンは、自動車保険の契約更新を携帯電話で可能にするサービスを15日から開始します。郵送で送られた更新通知に記された「QRコード」を携帯電話で読み取るなど、簡単な操作で更新手続きを完了できます。

損害保険ジャパンは2台分の自動車保険を同時に契約すると保険料が1％安くなる割引制度を4月から導入します。3台以上を一括契約した場合に3〜5％割り引く制度は既に実施されていますが、一括契約の対象を2台にするのは業界で初めてです。

大手損害保険6社は12日、2009年4〜12月期決算を発表しました。6社合計の正味保険料収入は前年同期比1.2％減の5兆893億円になり、東京海上ホールディングスを除く5社が減収となりました。自動車保険が落ち込んだことが減収の主因となりました。

ペット保険を取り扱うアイペットは、保険料を従来の3分の1に引き下げた新商品を2月下旬をめどにホームページで発売します。補償内容を手術とそれに伴う入院費に限定することで保険料を大幅に引き下げました。

SBIホールディングスは8日、アクサジャパンホールディングスと共同出資しているインターネット専業の保険会社SBIアクサ生命保険の経営から撤退すると発表しました。SBIが保有する発行済み株式の55％をアクサの日本の持ち株会社にすべて譲渡します。

三井住友海上きらめき生命保険は3月2日から、先進医療を受ける際に発生する宿泊費を保障対象をする医療保険を発売します。これまでは先進医療にかかわる技術料と交通費が支払対象でしたが、宿泊費を含める保険商品は業界初となります。

大手損害保険6社は1月の保険料収入を発表しました。6社合計の保険料収入は前年同月比0.7％増の3,812億円となり、3カ月連続の増収となりました。自動車保険は6社合計で0.5％増の1,599億円、自賠責保険も1.4％増の478億円となりました。

ソニー損保は自動車保険の一部改定を行うと発表しました。「対物超過修理費用補償特約」と「運転者本人限定特約」の新設、保険法改定に伴う約款の改定と取扱いの変更を行います。2月1日以降の契約が対象となります。

朝日生命保険は1日、オリエントコーポレーションなどクレジットカード会社3社と提携し、電話による保険販売を始めると発表しました。取り扱う商品は入院治療費に保障内容を絞った医療保険で、告知を含めて電話で契約手続きを完結することができます。カード会員向けに電話で保険を販売するのは生保業界で初です。

あいおい損害保険とKDDI は29日、新しい損害保険会社を共同で設立すると発表しました。2月中に準備会社を設立し、2011年度上期中にもau携帯電話の利用者を対象にした損害保険事業を開始します。資本金は3億円で、出資比率はあいおい損保が66.6％、KDDI が33.4％です。