2009年11月

日本損害保険協会は26日、加盟17社の自動車保険の補償内容を比較できる専用ホームページを新設しました。最大3社の商品を選んで、補償内容や年齢などの条件の設定、特約、割引制度を選択し比較することができます。

大手生命保険会社13グループの2009年度上期の業績が25日出そろいました。13グループ合計の保険料収入は前年同期比4.8％増の11兆8,099億円となりました。主力の営業職員による販売は停滞したものの、銀行窓口での保険販売が6割増になり、全体を押し上げました。

東京海上ホールディングスはインドで生命保険事業に参入します。投資銀行などを展開するエーデルワイス・キャピタルとの合弁で、2011年1月をめどに生命保険会社を設立する予定です。出資比率は東京海上が外資の上限である26％、エーデルワイスが74％となる見通しです。

損害保険大手6社は19日、上期（4-9月）決算を発表しました。6社合計の正味収入保険料は前年同期比2.7％減の3兆4403億円と東京海上ホールディングスを除く5社が減収となりました。自動車保険の収入保険料は1兆6182億円で1.4％の減少となり、ニッセイ同和を除く5社が減収でした。

日本興亜損害保険は12日、全国6ヵ所のコールセンターが参加し、コールセンター対抗電話対応スキルコンテストを初開催しました。日頃の業務で培った顧客対応力や各センターの業務品質向上策などを競い合いました。同大会は、契約者との電話応対にあたる「コミュニケーター」のスキルアップと各センターのモチベーションアップを図るために開催されました。

三井住友海上火災保険は、11月から個人向け保険商品の新商品を発売しました。今回の新商品は、契約者にわかりやすく、選びやすい商品としたほか、キャッシュレスでの契約手続きやWeb約款などを採用しています。これにより、同社が2008年5月から展開している個人向け商品のラインアップが完成しました。

富士火災海上保険は10月30日から、自動車保険にウェブ（電子）約款を導入しました。2010年1月1日以降の保険始期契約から実施します。これにより削減できた費用の中から、ウェブ約款を選択した件数に応じた一定額を、環境保全団体に寄付します。